DHTはkey/value pair(キーと値)を格納し複数のコンピューターから取得できる仕組みを持っています。DHTが持っている唯一のバリデーションルールはデータに紐づけてられているハッシュの活用のみであり、このハッシュの活用によりユーザーが取得しようとしているデータが改ざんされていないか確認できるようになっています。DHTには他にデータの確実性や整合性また起源や時系列を特定できる方法はありません。
実をいうとDHT違法なファイルシェアサービスによく使われています。(napster, Bittorrrent, Sharezaaなど)このようなサービスで使われているDHTはデータをアップロードしているユーザーを保護するためにわざと匿名性を保っています。しかし、これはアップロードするユーザーがデータにウイルスを仕込みダウンロードするユーザーのパソコンを汚染するなどの問題にもつながっています。従来のDHTの使い方には責任の落としどころが不明であることや、汚染されたデータの拡散を防ぐ仕組みが欠けています。
データの拡散に追加のバリデーションルールをシステムに付与することでホロチェーンのDHTはデータの起源元が常に分かるようになっています。これは、ブロックチェーン台帳のようにネットワーク上でルールを守らせ一貫性を保つことを可能にしています。しかし、ブロックチェーンと違いホロチェーンでは上記を非同期的に行う(つまりネットワーク全体のコンセンサスが不必要になる)ことでブロックチェーンのボトルネックを解決しています。
ホロチェーンのDHTは署名付きのソースチェーンを活用することによって、改ざん不可能なデータの所有者を明確にし各データの起源元を常に明確にしています。
ホロチェーンはgraph database(グラフデータベース)の一部分をまねいます。それは、各ユーザーが別のハッシュにリンクができることです。これは、自分が探したいハッシュを容易にDHTで見つけられるようにできるようにしているものです。例えば、もし私があなたのユーザー情報に紐づけられているハッシュを所有していれば、そのハッシュを使ってあなたが投稿したコメントや記事などを、その記事の内容自体やハッシュを知らなくても取得できます。これにより、複数のDHTに頼っているノードのトラッキングをする必要が無くなります。