ちょっとしたホロチェーンリリース
1月21日2022年
今週は比較的に静かな一週間でした。ですが、もし読者が開発者なら、次のいくつかの変更は重要なものです!
holochain-conductor-api → holochain-client-js
チーム内および主要な開発者コミュニティのメンバーとの議論の結果、JavaScriptのコンダクタークライアントの名称が変更されました。コンダクターの管理者用およびアプリ用APIのクライアントライブラリとして、より目的を反映したものになると皆が感じています。
GitHubのリポジトリはhttps://github.com/holochain/holochain-client-jsにあり、npmパッケージは@holochain/client
になっています。
もちろん、これは互換性を破る変更なので、このライブラリを使っているプロジェクトはpackage.json
ファイルを更新する必要があります。
もしあなたがRustのフロントエンド開発者であれば、あなた用のパッケージもGitHubにあります。もしあなたが別のフロントエンド言語を使っていて、そのためのコンダクタークライアントライブラリを作っているなら、ぜひ他の開発者に教えてあげてください。
最後に、hAppクライアントのチュートリアルは、新しいnpmパッケージ名を使うように更新されました(そして、Holochain 0.0.119以降でも動作するように更新されました)。
Holochain 0.0.123: Zome呼び出しの統一化
このリリースでの唯一の変更点は、call_remote
がホストAPIのcall
にマージされたことと、関数のシグネチャ(引数など)が変更されたことです (#1180)。もしあなたのhAppが直接ホストAPIにアクセスしているのであれば、読者のコードをリファクタリングする必要があります。もしあなたがホストAPIではなく代わりにhdkを使っているのであれば、call
関数のシグネチャも変更されました。call_remote
関数はまだ利用可能で、シグネチャも変更されていませんが、hdk-0.0.119に対してzome
を再コンパイルする必要があります。
ネットワークレベルのバグも修正されました (#1181)。データの著者にバリデーションレシートを送り返そうとすると無限ループが発生し、アプリ起動時にコンダクターがシャットダウンしていました。
FOSDEM 2022は2月5-6日に開催!
2つ前のデベロッパーパルスで紹介したように、ヨーロッパ最大のオープンソースカンファレンスFOSDEMで、今年もWeb3 / DWeb / ピアツーピアコンピューティングルームを共同主催することになりました。Holochain関連のセッションが3つ、共催のFluence関連のセッションが2つ、その他にもワクワクするようなプロジェクトがたくさん予定されています。私は過去数年にわたり、これらのプロジェクトの多くに携わる人々と話す機会がありましたが、彼らは皆、ユニークな方法で分野を切り開き、分散型ウェブの進化に貢献しています。
(写真提供者:ThisisEngineering RAEng on Unsplash)